サイナスリフトを伴う臼歯部
インプラント症例
患者様のお悩みと当院からの提案
右上の入れ歯が痛くて使えないため、来院されました。
前の病院で右上の欠損部には骨が無いためインプラントが出来ないと言われ、入れ歯を製作したが、痛くて使えない為外して食事をしている状態でした。右側臼歯部は骨の厚みが薄く、通常のインプラント治療では対応できない状態であった為、サイナスリフトを併用したインプラント治療を提案しました。
治療前
口腔内写真とレントゲン写真
右側臼歯が2本欠損していました。顎堤部に骨の張り出しがある為、同部が義歯と干渉し痛みが生じていたと考えられます。
治療中
レントゲン上で埋入骨の厚みは平均して2.5~3mm程でした。頬側の歯茎をめくり、頬側骨に開窓(切開)を行なったところ、上顎胴粘膜表面を走行する後上歯槽動脈を認めました。
動脈を傷つけないように上顎胴粘膜を押し上げ、人工骨で骨造成を行いインプラントを埋入しました。
治療後
治療終了後の完成した
口腔内とレントゲン写真
右側臼歯にインプラントを埋入し、入れ歯の煩わしさから解放された事で患者様も大変満足されていました。
治療前後の比較
Before
After
基本情報
主訴 | 右上の入れ歯が痛くて使えない |
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治療期間 | 5ヶ月 |
治療費 | 140万円 |
治療に伴うリスク | メインテナンスに定期的に通わないと、インプラント周囲炎の可能性があります。 |