インプラントと差し歯の違いとは?
費用やメリット・デメリットも解説
インプラントと差し歯の違いとは?
インプラントと差し歯の違いとして、ご自身の歯根(歯を支える根っこ部分)が残っているか否かがポイントとなります。
自分の歯根が残っている(残せる)箇所には、「差し歯」治療が可能です。
歯根が残っていない(残せない・抜歯した)箇所には、「インプラント」治療で人工の歯根を作って歯を再建することができます。
つまり、残っている歯根が保存可能であれば「差し歯」、完全に抜歯の歯に対しては「インプラント」が選択肢となります。
差し歯とは
差し歯とは、虫歯などで歯を大きく削った後に被せる人工歯のことです。
近年は「クラウン」や「被せ物」と呼ばれてることも多く、補綴物(ほてつぶつ)の一種となります。
人口歯に土台となる心棒(ポスト)をつけて、根っこに差し込む形で治療を行うことから「差し歯」と呼ばれていました。
差し歯の治療は、歯の見えている上の部分だけ失った時に適用できる治療法となります。そのため、治療したい歯が根元ごとない場合や、根元があっても虫歯や歯周病などによって残すことが困難と判断される場合には、差し歯による治療は適用できません。
インプラントとは
インプラントとは、歯を失った箇所に人工歯根(チタン製の歯の根っこ=インプラント体)を埋入し、歯の見た目と機能の回復をはかる治療法です。
失った歯を補う治療法としては、入れ歯やブリッジなどの方法もありますが、インプラントはより自然な見た目、自分の歯に近い快適な噛み心地を得られるなど、その優れた特徴から、インプラントは「第二の永久歯」とも称されています。半世紀以上にわたり世界各国で研究・開発が進められている歯科治療です。
残っている歯根を保存できない場合、また歯根が残っていても抜歯を選択することでインプラントが適用可能です。
差し歯のメリット・デメリット
差し歯のメリット
○保険適用も可能
差し歯(被せ物)の素材には保険診療でできる金属やプラスチック製のものから、自由診療のセラミックやジルコニアまで選択可能です。保険適用の素材を選択することで、治療費を安く抑えることができます。
○治療期間が短い
期間は症状や治療内容にもよりますが、インプラントと比較すると治療期間が比較的早く済むところもメリットとしてあげられるでしょう。
○外科手術の必要がない
差し歯の治療は外科手術など大掛かりな治療を行う必要がないため、一般的な歯科医院でも治療可能なケースが多いです。
差し歯のデメリット
○見た目や強度の問題
保険適用の素材を選択した場合、審美性や強度は損なわれてしまいます。見た目が目立ちやすかったり、着色しやすい、割れやすい、他の歯に負担をかけてしまうなど。セラミック等の自由診療の素材を使用すれば、そうした問題を解消できますが治療費負担は大きくなります。
○虫歯再発のリスク
特に神経をとった歯は、歯根に虫歯ができても気づきづらいという側面があります。気づいた時には重症化しているケースも多いため注意が必要です。
○適用できないケースもある
差し歯は、一見すると自身の歯根が残っている場合でも、歯根に差し歯を支える力がない状態の時には適用することができません。
インプラントのメリット・デメリット
インプラントのメリット
○自分の歯のような噛み心地
インプラント治療は、埋入手術にてインプラント体(人工歯根)を顎の骨にしっかりと固定しますので、入れ歯やブリッジと比べて非常に安定性の高い治療法です。
入れ歯ではよく噛めなかった食べ物も、インプラントであれば天然の歯に近い感覚で、おいしく食事を楽しめるようになることが期待できます。
○自然で美しい見た目
インプラントは、天然歯ともほとんど見分けがつかないほど審美性に優れた治療法です。歯の色や形、歯並びや噛み合わせも患者様に合わせて作成するので、違和感のない自然で美しい口元に仕上げることができます。人前で口元を気にせず思いっきり笑い、発音もはっきりと会話ができるようになります。
○着脱管理の必要がない
インプラントは、入れ歯とは異なり固定式のため取り外す必要がありません。また、食べ物が間にはさまって痛むといったトラブルもなく、違和感の少ない快適なつけ心地が期待できます。外出や旅行なども気軽に楽しむことができます。
○顎の骨の吸収を制御できる
歯を支える骨(歯槽骨)は上下の歯が噛み合うことで刺激を受け、健康な状態を保っています。しかし歯を失った状態が続くと、その刺激が無くなることで骨が吸収されてしまい、骨量が減ることがあります。
一般的な入れ歯では骨の吸収を防ぐことは難しいとされていますが、インプラントは刺激が伝わりやすいため、骨吸収を抑える効果が期待できます。顎の骨の変形も少なく、顎周りの若々しいイメージを保ちやすくなることが期待できます。
インプラントの主なデメリット
○外科的手術が必要
インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋入する外科的な手術が必要となります。また、手術後に顎の骨と結合させる期間として3~6ヶ月の期間をおく必要があり、一定の治療期間がかかります。
○インプラント周囲炎のリスク
インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が歯周病に感染した状態です。
インプラント周囲炎を予防し、治療後も快適なインプラントを長持ちさせるためには、治療終了後は定期的なクリーニングや調整などのメンテナンスが重要です。
○保険適用外の治療
インプラント治療は、原則として保険が適用されない治療(自由診療・自費治療)となりますので、保険適用の入れ歯などの治療と比べると費用負担が大きくなります。
ただし、インプラント治療は基本的に医療費控除の対象となるため、手続きを行うことで医療費の一部が還付され、費用負担を軽減できる場合があります。
差し歯の費用の目安(平均的な値段・価格・相場)
保険適用が可能な差し歯の費用
銀歯/金銀パラジウム合金 |
3,000円〜6,000円前後(保険適用3割負担の場合) |
CAD&CAM冠 |
6,000円〜8,000円前後(保険適用3割負担の場合) |
CAD&CAM冠とは、歯科用レジン(樹脂)にセラミックの粉末を混ぜたブロック材料を機械で削って製作する被せ物のことです。条件はありますが、保険適用が可能な場合もあります。
また、保険治療で作ることができる差し歯は、長期的に見ると審美性や耐久性の問題、虫歯の再発リスクを高める場合があるなどのデメリットがあります。
そうしたデメリットを解消する方法として、自由診療の差し歯も選択可能です。
自由診療となる差し歯の費用
オールセラミッククラウンの費用相場 |
80,000円〜190,000円前 |
ジルコニアセラミッククラウンの費用相場 |
140,000円〜190,000円前後 |
同じ「セラミックの被せ物」であっても、医院によって材料の品質や治療費には違いがありますので、事前にきちんと確認することをおすすめします。
インプラントの費用の目安(平均的な値段・価格・相場)
近年の東京・神奈川のインプラント費用相場は、1本あたり30万円〜40万円前後となります。そのほか手術費用やCT診断料、ご希望の方にはオプション費用等が別途必要となります。
エス歯科のインプラント費用
1本あたりのインプラント費用 |
33万円(税込36.3万円)〜 |
当院では、精密デジタルインプラント奥歯1本あたり33万円(税込36.3万円)〜でご提供しております。こちらのインプラント費用に加えて手術費用などがかかります。
また、当院ではジルコニアや、プレミアムジルコニアなどのより上質な被せ物(上部構造)も取り揃え、噛み合わせが強い方や審美性を重視したいという方にもお応えしております。
エス歯科のインプラント保証期間
・最長15年間の長期保証
当院ではインプラント治療後、「自信の最長15年保証」をお約束しております。
インプラント専門医として、前歯のインプラント治療においても豊富な実績のある神奈川・横浜・町田の歯医者 エス歯科クリニックには、県内外から多数のご相談を頂いております。
インプラント治療でエス歯科が
選ばれる理由
エス歯科では、幅広い治療の選択肢をご用意しています
エス歯科クリニックには、インプラント専門医だけでなく、各分野の専門医が在籍しているので、保険適用の差し歯や入れ歯をはじめ幅広い治療に対応可能です。患者様の症状とご要望に合わせた最善の治療法をご提案しております。
また、「インプラント治療を受けたいけど、一度に大きい出費は避けたい」という方にも安心してご利用いただけますよう、分割払い・デンタルローンにも対応し、治療のタイミングや支払いのお悩みについても親身にご相談に乗っております。
デンタルローン/分割払いにも対応した安心の価格設定
エス歯科クリニックでは、インプラントなど比較的高額になりやすい治療におきましても、患者様により安心して選択していただきたいと考えています。治療費のお支払いに関しても、お一人おひとりのご都合に合わせて選べるプランをご用意しております。
お気軽に無料カウンセリングをご活用ください(初診相談無料)
神奈川・横浜・町田の歯医者 エス歯科クリニックでは、入れ歯が合わない方や、歯がボロボロの方、歯を失ってお困りの方のために「無料相談(初診)」を実施しております。
当院ではまず、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者様のお話を丁寧に伺い、不安や疑問の解消に努めています。ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。