インプラントオーバーデンチャーとは?
メリット・デメリットや治療費について
多くの歯を失ってしまった方の場合、身体的・金銭的な負担から全部をインプラントにすることが難しいという方もいらっしゃいます。
そのような方におすすめする治療法として、「インプラントオーバーデンチャー(インプラント義歯)」や「オールオン4」などがあります。
神奈川・横浜・町田の歯医者 エス歯科クリニックはインプラント専門医として、単独のインプラント治療はもちろん、難症例を含む多数歯のインプラント治療についても豊富な実績がございます。
ここでは、『インプラントオーバーデンチャー(インプラント義歯)』について詳しくご紹介します。
インプラントオーバーデンチャーとは
インプラントオーバーデンチャー(インプラント義歯)とは、インプラント(人工歯根)と入れ歯(義歯)を組み合わせた治療方法です。歯を失った箇所に、片顎(上顎または下顎)2~6本のインプラントを埋入し、その上にアタッチメントというパーツと入れ歯を取り付けて使用します。
インプラントを固定源とすることで安定性が高まり、通常の入れ歯でよく聞かれるような「噛みにくい・外れやすい・痛い」などの問題の解消が期待できます。
部分入れ歯、総入れ歯ともに対応可能です。一般的な入れ歯と同じように、ご自身で取り外しもできるため清掃や修理がしやすいのも特徴です。
インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリット
インプラントオーバーデンチャーのメリット
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インプラントの本数(費用負担)を軽減できる
通常のインプラント治療では、基本的に失った歯の本数と同等のインプラント本数が必要になります。そのため、上顎全部をインプラントで治療すると7~8本程度のインプラントを埋入する必要があります。
一方、インプラントオーバーデンチャーであれば、上顎全部の歯を補う場合も4~6本程度のインプラントで治療することが可能です。また、顎の骨が硬い下顎であれば、よりインプラントの本数を少なくできるケースもあります。
インプラントの必要本数が少なく済むことで、治療にかかる費用負担と身体的負担を軽減することができます。 - 安定した噛み心地
インプラントオーバーデンチャーは、インプラント体(チタン製の人工歯根)で入れ歯を支えるため、一般的な入れ歯に比べ、噛む力や安定性の大きな向上が期待できます。
通常の入れ歯では、食事や会話の途中にズレてしまったり、意図せず外れてしまうこともありますが、インプラントオーバーデンチャーであれば、そうした心配ごとの解消にもつながります。 - 自然な見た目
通常の部分入れ歯の場合、隣の歯にバネ(クラスプ)をかけることで入れ歯を固定しますが、インプラントオーバーデンチャーの部分入れ歯では、インプラント体(人工歯根)で入れ歯を支えるのでバネが必要ありません。
そのため、自然な見た目を再現でき、残っている歯への負担を軽減することにもつながります。 - 取り外しできるインプラントオーバーデンチャーは、基本的に患者様ご自身で簡単に入れ歯の装置を取り外し可能です。従来の一般的な入れ歯と同様に、お手入れや調整がしやすくなっています。
- 顎の骨が少なくても治療可能な場合がある
通常のインプラント治療では、歯を失った箇所それぞれにインプラント体を埋入する充分な顎の骨量と厚みが必要です。顎の骨が充分ではないと判断できる場合には、治療前に骨造成・骨移植の治療を行う必要があります。
インプラントオーバーデンチャーの場合、顎の骨の厚みが充分にある箇所を選んでインプラント体を埋入することが可能なため、顎の骨が少ない患者様に対しても適応可能なケースがあります。
インプラントオーバーデンチャーのデメリット
- 残存歯の虫歯のリスク
部分入れ歯のインプラントオーバーデンチャーの場合、残っている健康な歯にオーバーデンチャー(入れ歯の装置)を被せる形で治療することがあります。その際、残存歯に汚れが溜まりやすくなることで、残存歯の虫歯リスクが高まることがあります。
オーバーデンチャーを取り外した時には、装置だけでなく残存歯も丁寧にケアし、定期的に歯科医院で専門的なメンテナンスを受けることが重要です。 - 適応できないケースがあるインプラント体を埋入する際には外科手術を行うため、持病によって外科手術が難しい方や、手術前後の禁煙ができないという方などには他の治療法をご提案させていただく場合がございます。
- 健康保険適用外の治療であるインプラントオーバーデンチャーは、原則として保険が適用されない治療(自由診療・自費治療)となりますので、保険適用の入れ歯治療に比べ費用負担が大きくなります。
ただし、医療費控除の対象となるため、手続きを行うことで医療費の一部が還付され、費用負担を軽減できる場合があります。
また、エス歯科クリニックでは低金利のプランや頭金0円のプラン等もご用意しておりますので、毎月同じ金額で支払いを完結することが可能です。治療のタイミングや支払いのお悩みについても親身にご相談に乗っております。
インプラントオーバーデンチャー 下顎の費用(治療費・料金・値段)
当院では、インプラントオーバーデンチャーを115万円~でご提供しております。
金属床義歯、インプラント(フィクスチャー、アバットメント最低2本)に加えて手術費用などがかかります。
治療全体の費用総額は、患者様のお口の状態やインプラント本数、治療内容のご希望等によっても異なりますので、ぜひ一度当院の無料カウンセリングにてお尋ねください。
むりに治療を勧めることや、カウンセリングを受けたから治療をしなくてはならないということは一切ございません。どうぞ気軽にお問い合わせください。
以下、お支払い総額の参考として「インプラントオーバーデンチャーで下顎を治療した場合(インプラント2本~3本)」の費用例をご紹介します。
料金お支払い例
※インプラントオーバーデンチャーで下顎の治療をした場合(インプラント2本~3本)
一括払いの場合
インプラントオーバーデンチャー | 1,150,000円~2,150,000円(税込) |
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※インプラントの埋入費用と入れ歯(義歯)を含む
※相談料・説明料などの諸処置を含む
※代金に含まれないもの:CT撮影料、骨や歯肉の再生費用(必要な場合)
分割払い(156回払い)の場合
インプラントオーバーデンチャー | 月々8,906円~16,650円 |
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デンタルローン/分割払いにも対応した安心の価格設定
エス歯科クリニックでは、患者様により安心してインプラントオーバーデンチャー治療を受けていただきたいと考え、治療費のお支払いに関しても、お一人おひとりのご都合に合わせて選べるプランをご用意しております。
エス歯科では、幅広い治療の選択肢をご用意
当院にはインプラント専門医だけでなく、各分野の専門家医が在籍しているので、保険適用の入れ歯(義歯)をはじめ幅広い治療に対応可能です。患者様の症状とご要望に合わせた最善の治療法をご提案しております。
お気軽に無料カウンセリングをご活用ください(初診相談無料)
神奈川・横浜・町田の歯医者 エス歯科クリニックでは、入れ歯が合わない方や、歯がボロボロの方、歯を失ってお困りの方のために「無料相談」を実施しております。
当院ではまず、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者様のお話を丁寧に伺い、不安や疑問の解消に努めています。ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。
歯科治療の選択肢は一つではありません
当院では、インプラントオーバーデンチャーやオールオン4、通常のインプラントも、あくまで選択肢の一つとして考えています。精密な診断をもとに、その治療の必要性やメリット・デメリットなども充分にご説明した上で、患者様ご本人の希望を汲みとった治療プランをご提案いたします。
エス歯科グループは神奈川・横浜・町田で「インプラントの相談が気軽にできる歯科医院」として、また、みなとみらい院は遠方から来院される方もおもてなしできる環境を整えています。どうぞ安心してエス歯科にいらしてください。
エス歯科グループについて
神奈川・横浜・町田で展開する「エス歯科グループ」は、アメリカ・ヨーロッパで研鑽を重ねた専門医による国内最高峰のインプラント治療を提供する歯科医院です。
当院には日々、一般的なインプラントのご相談から、他院では断られてしまったという難症例の方まで、県内外からさまざまなお悩みを抱えた患者様が来院されています。
歯を失った方やボロボロの歯でお困りの方、インプラントに対して不安や疑問をお持ちの方へ向けて正しい情報を得られる機会を提供したいと考え、国際インプラント学会専門医・指導医であるエス歯科グループ総院長が解説しております。
著者情報
白井 崇浩
エス歯科グループ総院長
エス歯科グループ 総院長の白井崇浩です。
歯科に限らず、医療全般に言えることですが、当院では”精密な診断を下す”ということを何より重要視して診療を行っています。
そのために、必要な医療機器を揃えたり、オペ専用のクリーンルームを設けたりと、"自分が治療を受けたいと思う歯科医院”をコンセプトに開院しました。
初めての歯科医院に行くときは誰もがご不安を感じることと思います。
当院の雰囲気や治療方針、設備面をご確認いただき、ぜひ肩の力を抜いて通院していただけたら幸いです。
所属学会
- ICOI 国際インプラント学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本口腔インプラント学会
- iACD (International Academy of Contemporary Dentistry)国際歯科学会
保有資格
- ICOI(国際インプラント学会) 指導医・認定医
- ICOI(国際インプラント学会) 日本エリア支部長(Area Director)
- iACD歯科総合研究指導医・認定医(Interdisciplinary Diplomate)
- iACD国際歯科学会 日本支部役員 日本理事(Board Director of Japan Section)
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- 臨床歯科麻酔管理指導医
- Jリーグ 横浜FC 公認クラブデンティスト
- Jリーグ 横浜FC 取締役
- インビザライン ブラックダイヤモンドプロバイダー認定医 (マウスピース矯正)
- ブローネマルクインプラント認定医
- 京セラインプラント臨床マイスター
- スポーツ歯学協議会スポーツマウスガード認定医
- 日本顎顔面美容医療協会 認定医
- ノーベルバイオケア公認インストラクター